12巻表紙は、
まだ不明。楽しみ。
twitterを追いかけています。
12巻は、内面的な成長がテーマ
『眠りの森の美女』公演の
王子役オーディションにむけて
準備のがすすむ。
コンクールとは異なり、
全幕ものを見せるための一貫性、
ストーリーの掘り下げが課題だ。
とくに潤平には「王子」キャラを
説得力を持って踊るという
ハードルが与えられた。
潤平と海咲は、ふだんの人間関係から
表現の糧を見つけようとする。
103話は、キャラ紹介。
オーディションに参加するのは4人。
2人は留学帰り、実力も十分。
潤平と海咲きは後発組。
圧倒的に不利。
にぎやかし役という位置にも見える。
そして新キャラ「白波響」の登場。
ブスだけど踊りは素晴らしい。
104話は、パドドゥ練習開始
響は、不思議である。
踊りはじめると「お姫様」になってしまう。
ふだんの様子からは想像もできない
高貴な雰囲気を発するのだ。
潤平は夏姫と、海咲は響と組んで
パドドゥの練習がはじまる。
ところがまったくうまくいかない。
助け合う気持ちも色気もない。
105話は、デート
パドドゥの勉強のため、
紅乃さんとデートする潤平。
まったくエスコートできない。
相手のことを思いやれないのだ。
中3男子はこんなものだろう。
いっぽうの海咲もうまくいかない。
響とデートし、エスコートは完璧だ。
なのに響は、心のカベを守る。
106話は、潤平の悩み
潤平は「王子」がわからない。
というより王子をバカにしている。
イケメンのキザなやつだろ、と。
しかし主役をはりたければ
自分なりの「王子」を
説得力をもって観せなければならない。
銀也は銀也にしかできない王子を観せる。
どうしたらそんなことができるのか?
ヒントは、響が持っている。
107話は、潤平の開眼
潤平は演技のとっかかりをつかむ。
指導中の銀也の言葉から
過去の記憶をよみがえらせ
『眠り』の物語を演じるための
感情をあふれさせる。
パートナーの夏姫が赤面して
思わず洗面所へ逃げ出すほどの
豊かな表現が、できた!
108話は、海咲がフラれる回。
海咲は腹黒な京都人だ。
客観的で冷静。
自分の能力を信じない。
根本に不安を抱えているからこそ
あらゆることを考えて
舞台に備えることができる。
海咲の不安と繊細さが
ていねいに描かれる。
109話は、響の劣等感
パートナー交代を提案された響は
オーロラ役を辞退してしまう。
響は自分がブスであることを分かっている。
自分の容貌に誰よりも絶望している。
バレエが大好きで才能がある。
それなのに貧乏でブスだ。
教室を逃げ出した響のあとを
海咲が追う。
みどころは
王子役をものにするための苦闘。
普段のなにげない人間観察から
演技のヒントをつかむ流れが
スムーズに描かれる。