居酒屋JINGI(ジンギ)でのミーティング
コッペリアの本番当日。
潤平は主役のフランツを踊る。
控室の鏡前でメイク中だ。
今回は潤平の母と姉が公演を見に、ニューヨークへ来ている。
パトロンのゲイリーと、ブランコ、兵ちゃんと一緒に
居酒屋”JINGI”（ジンギ）で腹ごしらえだ。
モデルは居酒屋"KENKA"（ケンカ）だろう。
なごやかな食事のさいちゅうに兵ちゃんへ電話がはいった。
潤平からだ。
本番前のナーバスが極まって、潤平が電話してきたのだ。
潤平の本番前ナーバス
いつもどおり、潤平は悲観的だ。
控室でひとり体育座りしてネガティブになっている。
しかたなしに兵ちゃんは走る。
控室の潤平をなだめなければならない。
中村先生から電話
だが今回はちがうのだ。
日本の中村先生から電話が入った。
良い知らせがある。
生川バレエ学校の発表会に呼ばれたのだ。
夏になったら日本に帰って潤平も出場する。
潤平は一気に前向きになった。
兵ちゃんが控室についた頃にはニコニコしている。
夏の計画を兵ちゃんへ教える。
兵ちゃんは拍子抜けである。
コッペリア本番
開幕前の音楽が始まった。
今回はオーケストラ演奏つき、ゴージャスだ。
客席には潤平の母と姉。
後ろの方にはゲイリーとブランコ。
舞台袖には兵ちゃんがカメラを持って待機している。
潤平は好調だ。
音楽をくちずさみながら舞台へ飛び出していく。
登場しただけでもう拍手が出る。
圧倒的な主役感。
夏姫もイギリスから公演を見に来ている。
客席から潤平をみて、そのオーラに嫉妬している。
潤平のテクニックに、潤平姉がビビる。
姉ちゃんはバレエ経験者なので凄さがよく分かる。
感想
『ダンス・ダンス・ダンスール』はまもなく完結してしまうのではないか。
これだけ関係者が揃うとフィナーレの雰囲気がでる。
生川の夏の発表会で今までのキャラを大集合させて終了しそうな気がする。
カーテーコール的に、それぞれのキャラの「その後」を描いて終わるのではないかと心配だ。
まだまだ続いてほしいのに。
別タイトルで、るおうの連載をするだろうか。
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