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【ダンス・ダンス・ダンスール 考察】食事革命の成果

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潤平の体格

潤平は育ち盛りだ。

中2から中3にかけて

急激に身体が大きくなった。

コンクール前のスペックは以下の通り。

・身長179.2cm

・体重60.2kg

・体脂肪率12%

健康そのものである。

むしろ一般標準より細い。

9巻81話

バレエダンサーの体脂肪率

しかしバレエダンサーとしては

まだまだ基準に届かない。

「今は揚げ物は避けろー!!」

「体脂肪率はプロは5~7%だぞ」

中村先生の指導は厳しい。

内容は基礎訓練と食事制限である。

「俺のガリガリ人生で・・・

ダイエットする日が来るなんて」

潤平は嘆く。

思春期の食事制限は辛い。

腹が減る。

9巻81話

バレエダンサーの食事

筋肉を作るためには、たんぱく質が必要だ。

厚生労働省の推奨量は65gだが

アスリートは、体重の2倍(g)を摂取する。

潤平の場合は120g。相当な量だ。

10個分。

鶏肉なら750g。

牛乳なら3リットル。

普通に食べていたらとても足らない。

徹底的な食事の見直しが必要になる。

インタビュー:卵を1日10個食べるダンサー

こうなったら家族の全面的な協力が不可欠だ。

潤平の母は、冷凍食品を使って

乗り切っているようだ。

潤平は母にお礼を言う

「母ちゃん、命すり減らして

たんぱく質弁当作ってくれて

ありがとなっっ!」

9巻83話

バレエダンサーの美しさとは

こうして潤平の体格は急成長した。

もともと持っている遺伝的な素質に加えて、

地道な基礎訓練をくりかえし、

必要なタイミングで栄養を摂取する。

果てしない研鑽の結果として

バレエダンサーの身体が手に入る。

コンクール会場のトイレで

潤平は、ニコラスと対話する。

「美しい筋肉を見せびらかしたくもあるだろ?」

「それはあるっ」

9巻84話

バレエダンサーの終わりのない鍛錬

こうして潤平はみごとに成長した。

筋トレと食事改善はスタイル向上に効果的だ。

とくに成長期の効果は著しい。

だがまだまだ。

潤平は海咲と並んだとき

しなやかさに欠けるようにみえる。

「ブルーバード」を踊った潤平に海咲が言う。

「お前は鳥には見えへん」

「やたらスタイルのいいゴリラや」

11巻100話

日々のストレッチと

バレエの基礎訓練の徹底で

動きをしなやかに見せたい。

長い戦いは始まったばかりだ。




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