スピリッツ ネタバレ バレエ漫画

【ダンス・ダンス・ダンスール ネタバレ】7巻64話

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ニコラス・ブランコの経歴

おさない潤平バレエで魅了した男、
バレエを始めるきっかけになったダンサーを発見した。
名前はニコラス・ブランコという。

ABT(アメリカン・バレエ・シアター)の元プリンシパル。
アルゼンチンで生まれ、14歳からプロとして踊る。
16歳でABTに入団。
ずば抜けた音楽性と身体能力で観客を魅了する。

しかし27歳のときバイク事故で片足を切断。
今は何をしているか分からない。

潤平はDVDでニコラスに再会した。
「ははっ」
思わず涙がおちる。
舞台の上でニコラスは太陽のように輝いている。

ほとばしる生命力が舞台を照らして
観ているものに人生賛歌として反射してくる。
潤平は9年前にこれをみた。

ニコラスが日本公演中に気まぐれで踊った。
ダンスイベントに飛び入りして
ジャンプや回転をしまくった。
潤平の原点だ。

明るい南米のダンサー。
ロシアでもなくフランスでもなく、
アルゼンチン出身でニューヨークで踊ったダンサーだ。

公演に出たい潤平

謹慎あけである。
潤平はひさしぶりに生川へ行った。
掲示板に「ドンキホーテ」のポスターが載っている。

生川の次回公演は「ドンキホーテ」だ。
「ドンキ」はニコラスのDVDで観た演目。
出たい。

スペインを舞台にした華やかなバレエ。
海咲は出る。
出場枠はないのところを
特別に指名されての出演だ。

海咲はロシア公演もはたした。
潤平の代役だ。
海外公演を蹴って信用ガタ落ちの潤平とは反対である。

奨学金とりやめか?

綾子に呼び出された潤平は、
「子どもバレエ公演」への参加を指示された。
夏休み中のボランティア公演だ。
完全なドサ周り仕事である。

2週間で16校まわる。
過酷なスケジュールだ。
しかも潤平はダンサーではなく解説役として参加。
いわば気をつかう雑用係である。
踊ることはない。

綾子が条件を出す。
公演アンケートで「もう一度観たい」を120%とること。
さもなければ奨学金はとりやめる。

海外公演をキャンセルするようなものに
授業料(年100万円)を援助する理由はない。

120%なぞ取れるわけがない。
潤平は考えあぐねる。
生川の授業料は100万円。
自分で払えるわけがない。

だが生川を出てどこへ行く?
考えあぐねた。
潤平は夜中に五代バレエスタジオを訪れた。

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