社交ダンス

【ボールルームへようこそ ネタバレ】3巻9話

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ガジュとの接触から転倒

たたら達は音楽が鳴り始めると同時に

フロアに駆け込んだ。

審査員の前へ行って視線を集める。

まずは見てもらわないと勝負にならない。

さっきはガジュ達ばかりが注目を集め

自分たちは「無視」された。

陣地取りで勝つ。

ガジュも同じことを考えていた。

激突。

ガジュのほうが客席にはね飛ばされる。

ぶち切れるガジュ。

「ふざくんなこんガキゃあ!!」

フロアのたたらに向かって叫ぶ。

しかし、たたらの勝ちだ。

ガジュは踊りを止めている。

たたらはフロアで踊り続けている。

それはガジュにも分かっている。

腹の虫が治まらず、控え室で

たたらに食ってかかる。

「まんずおおく人の踊りを

邪魔べえしくさって」

「目ぇついてんのかい」

頭突きを入れてきた。

たたらとガジュがにらみ合う。

そこへ、まこが参戦する。

「お兄ちゃんこそ見えてないがね」

「悪ぃんはお互いっこだべ」

方言でののしりあいがはじまる。

ガジュもまこも「ぷいっしゃら」(ぶちぎれ)

険悪なシーンも、なんだかゆるい。

群馬方言はこんな感じなんか?

ぷいっしゃら。

兵藤の母、マリサ登場

試合途中で特別審査員が紹介される。

兵藤マリサ、清春の母親だ。

元プロフェッショナル、スタンダードチャンピオン。

めっちゃセクシーでキラキラしている。

くちびるブリン。

バストがボイン。

高いヒールを履いて、ヒップが揺れる。

母と一緒に清春も会場に来ている。

下手な踊りは見せられない。

たたらもガジュもボルテージが高まる。

準決勝では完璧な踊りを目指す。

動作を大きく。

パーフェクトダンスをしてやる。

仙石に教わったことを全部出す。

たたらは、とばしすぎた。

あっという間に限界を迎える。

身体が動かない。

イメージに動きがついて行かない。

「みぞおちつりそうだ」

姿勢がくずれてくる。

「ひざが体に追いつかない」

休憩中に手が震えて、

ペットボトルを開けることもできない。

鍛錬が不足しているのだ。

フロアに向かうたたら達へ仙石が叫ぶ。

「バリエーションはやめとけ!!」

最後まで踊りきるために体を温存しなければならない。

悔しい。

たたらは仙石に倒れ込んで泣く。

自分がふがいない。

ここまで来て覚えた振り付けをやれない。

どうしてもっと鍛えておけなかったのか。

もっと早くダンスをはじめていれば・・・

いまさらどうしようもないことで情けなくなる。

清春からのアドバイス

しゃがみこんだたたらへ、清春がアドバイスする。

「倒すべきは、しずくだろ」

もう一人で踊るな

「この勝負で勝ちたければ

お前がまこをしずく以上のダンサーにするんだ」

このままでは100%ガジュに負ける。

だが努力の方向を変えれば勝つ可能性がある。

体が動かないのはどうしようもないのに?

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