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ダンス・ダンス・ダンスール#ネタバレ#23巻#196話#最新話

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「夏姫の中で、小さく、死んだ」

196話の表紙に意味ありげな表題がついている・・・
「小さく、死んだ」とは?
つまり潤平はやったのだ。
卒業である。

ニューヨークに戻った潤平は上機嫌だ。
鼻歌を歌いながら卵焼きを巻いている。
朝食の準備をする潤平にブランコが突っ込む。
「お前のリュックにこっそり入れといたコンドームがない」

潤平はブランコをはねつける。
ブランコは潤平と下ネタを語り合いたい。
でも潤平はもう少し夏姫との記憶を一人で持っておきたいのだ。
空港での夏姫のセリフを潤平は思い出す。

夏姫:「まだ 入ってる みたい・・・」
ブランコだったら爆笑ものの言葉だが、
潤平は思い出して素直に赤くなる。
「~~~・・・もう一生好き」
「つか、生まれ変わっても好きだぁーーーッ!!!」

心のなかで絶叫。

ベアトリスとのパドゥドゥはどうなった?

ベアトリスは怒り狂っている。
コッペリアのパドゥドゥどころではない。
「死ね」
「クズ男」
「殺してやりたい」
練習中にビンタを飛ばしてくる。
オルガ先生の目前で。

まあ、仕方ないだろう。
世界じゅうに流れてしまうインスタで
潤平は愛を叫んだあげくあっさり夏姫へいってしまった。
ベアトリスにしてみればとんだ赤っ恥だ。

練習場の外に出て潤平とベアトリスは話し合う。
というか潤平は一方的に罵倒される。
ニューヨークはあいにくの大雪だ。
雪玉を投げながらベアトリスは怒りをぶつけてくる。

それでも二人の関係は進歩しているのだ。
「もしかして前より仲良いんじゃない」
とオルガ先生に言われた。

ベアトリスは素で潤平に話せるようになっている。
内容はともかく距離は確実に縮まっている。
そして何を言ってもベアトリスは明るい。
オープンな雰囲気は潤平の長所だろう。

るおうのニューヨーク公演は『パキータ』のリュシアン

オルガ先生は、潤平たちのためにワガノワ・ニューヨーク公演のチケットを手配してくれた。
るおうはもちろんいい役を踊る。
『パキータ』のリュシアンである。
潤平はめっちゃびびっている。
兵ちゃんとベアトリスについてきてもらって会場に来たがるおうを見る勇気がない。

入り口で引き返して帰ろうとする。
「どうせみんな流鶯のほうがスゲーって言うんだよ!!」
いつもどおり、なぜか兵ちゃんに逆ギレした。
ベアトリスと兵ちゃんのふたりで、潤平を客席へ引っ張っていくことになった。

るおうがヒゲ

ワガノワの生徒たちは輝かしい。
潤平のどきどきは収まらない。
るおうはこいつらを抑えてリュシアン役をとっているのだ。
2年4ヶ月ぶりのるおう。
登場から潤平の度肝を抜く。

るおうがヒゲを生やしているのだ。
リュシアンは軍人役だから。
しかし、あのるおうがヒゲ・・・

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