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ボールルームへようこそ#ネタバレ#最新話#12巻#65話

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清春の悩み

たたらは鎌倉のダンススタジオ「ブレス」で仙台グランプリを観戦している。
ブレスに集まったメンバーの話を聞いた後、
たたらには新しいものが見えるようになった。

テレビ画面のなかで踊る清春は苦しそうだ。
苦しさをはねのけるかのような攻撃的な表情をしている。
パートナーのしずくも同じ。
苦しそうな表情。
しかめっ面にも見える。

贔屓(ひいき)されている

清春たちはひいきされている。
両親が競技ダンス界のスターだから、
それだけでもう期待を一身に集めてしまう。
しかたない。人間の性(さが)だ。

競技会に出るだけで、清春たちには声援が飛ぶ。
他のペアに比べて観客も審査員たちも
清春ペアばかりを注目してしまう。
自動的に高得点がついてしまうのだ。

逆に言えば、好成績を上げたとしても
どこまでが自分たちの実力なのかわからない。

踊りには自信がある。
練習もいやというほど積み重ねてきた。
それでも根本的なところで不安が残ってしまう。
不安を振り払うかのように清春たちは踊る。

たたらが途中退席

ブレスのメンバーは、清春ペアを高く評価していないように思える。
メンバーそれぞれが自分の踊りに絶対の自信を持っている。
競技者である以上、当然のことだ。
自分が一番。どこかでそう思っている。

清春たちを素直に評価することがどうしてもできない。
親の七光りで人気を集めている。
下手ではないけど、実力以上に扱われていると感じる。
競技ダンス界はスターを求めているから、
清春たちはうまく、その流れに載っているだけでないか。

ダンスが良くなれば評価される。
そんな単純なものではないらしい。
野球とかサッカーなら点数で決着がつく。
競技ダンスは審査員が評価するからモアモヤが残る。

たたらは耐えられなくなって立ち上がった。
はっきりと決着をつけるためにはどうすればいいのか?
圧倒的な実力差を見せつける必要がありそうだ。
あとは、しがらみのない世界で勝負するか。
国外の大会とか。

仙台グランプリの結果を見届けることなく
たたらはダンススタジオへ戻った。
練習するのだ。
時間がもったいない。

「何も考えてません」

翌日、たたらはブレスで蔵内とならんで練習している。
姿勢をキープするだけの練習だ。
両手にダンベルを持って2分間じっとする×10セット。
地味すぎる。

たたらは蔵内に疑問をぶつける。
「・・・・・・大会って出て楽しいんですか?」
実力がそのまま評価されないんだったら、
練習なんてバカみたいじゃないか。
モチベーションの保ち方がわからなくなる。

蔵内の答えは・・・
「色々考えてますけど、時々何も考えていません」
素直さと複雑さ。
たたらの世界が広がっている。

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