流鶯(るおう)にののしられ、ショックを受けた潤平。
最高の踊りをしたい、流鶯に受けたいぜ、とうウズウズする。
どうせ眠れないならと、本選までに100回踊ることにしたが・・・。
とうとう中村先生を巻き込んで徹夜でレッスンをはじめる!
そんなの「・・・アホウがやることだ・・・」
当然、立てないほどバテバテになり、眠ってしまう。
そりゃそうだ。でも目が覚めたら再開。
夜が明け、ハイヒールを鳴らして綾子先生登場。
中村先生を責め、出場をとめる綾子。
反論は、
「大丈夫です。なんと・・・」
と音楽をかける中村。
「曲を流すと動くのです!」
踊り出す潤平。
もはやギャグ。
出場を禁じる綾子先生の前で
中村先生は潤平に秘策を授ける。
・・・それは音だ・・・
いやしかし、そんなことでうまくいくのか?
でも綾子先生いい先生やん。
出演をとりやめるべきという判断をくだす綾子。
GEISYHA公演のとき、潤平が疲労骨折したことも綾子は気づいていた。
寿(ことぶき)くんへの対応も的確。
実家が金持ちの寿は、金蔓として
バレエ団で優遇してるにすぎないけど
綾子にああいうふうに声がけしてもらうことで
寿くんは相当すくわれる。
予選落ちした都(みやこ)の、問題点と解決策も
綾子先生は本質的に理解しているのではないか。
いままでの綾子は、冷静で恐ろしい女。
ダンサーたちの気持ちを冷たくさばき
バレエ団の強化のために利用するやり手だが、
結局このひとがみんなを救うのかもしれん。