社交ダンス

【ボールルームへようこそ ネタバレ】1巻2話1

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思いもしなかったところに自分の才能があるかもしれない。

「見てるな」「『全部丸見えだ』って目してるぜ」

(竹内『ボールルームへようこそ』第1巻Heat2)

やってみて分かる自分の短所と長所。

たたらはダンス教室へ通いはじめたが、うまくいかない。

覚えることがぜんぜんできないのだ。

動きがぎこちない。

上達しないどころか下手になっている。

社交ダンスをやるのに

不利な体格であることも判明。

小柄なうえに、短足だ。

しずくのパートナー、清春(きよはる)の

練習用パンツをあてがってみたとき、

圧倒的な短足ぶりをつきつけられた。

絶望的だ。

たたらの意外な才能があきらかになる。

それは・・・。

たたらは、とんでもなく目がいい。

ぎゃくに口で説明されると

考えてしまい体が動かなくなる。

清春が手本で踊ってみせると、

即座に動きをおぼえてしまう。

野球の新庄剛志のようだ。

目で学習するのだ。

新庄は子どものころ、

体育の先生がバク宙をするのを見ただけで

すぐにまねをしてバク宙できたという。

たたらは同種の才能を持っていた!

なぜ?

これはたたらの家庭環境が培った才能だ。

たたらは、祖母と同居している。

このばあちゃんは相撲が好きで、

いつもいっしょにTV観戦している。

相撲はおもしろいのだ。

1対1での体の使い方が見られる。

目の悪いばあちゃんのために、

たたらは実況中継してやる。

ばあちゃんに伝わるように、

力士の動きを観察し

分析して的確につたえる。

この習慣がたたらの「見る」才能を鍛えた。

自分が気づきもしないところに長所はある。

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