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【タンゴの男 ネタバレ】3想いの届く日

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理想のダンスシューズをもとめて

 

「タンゴと靴と両方を知りつくしてるぺぺの靴」

「何時間踊っても足が軽いんだ」

(岡田屋鉄蔵『タンゴの男』3想いの届く日)

 

ヒロと結ばれたアンジーは、ヒロを靴屋へ連れて行く。

ヒロの足にあわせたダンスシューズを作るためだ。

足にあわせて木型から制作する特別な靴だ。

サンプルを履いただけでヒロは感動する。

ぴったりとあった靴は細身にだがきつくない。

タンゴを習うか迷っていたのに、

いったん靴を履いた後は

「はい!よろしくお願いします」と前向きだ。

よい靴を履くと、子どもがはじめて歩く時のように

うれしい気持ちになる。

踊りやすい靴はどうやったら作れるのか。

市販のダンスシューズは文句が出にくいように作られている。

なるべく多くの人にそこそこあうようになっているが

体型も足の形も時代とともに変わっていくのだ。

また個々の人ごとにそれぞれ足の形がある。

外から見える形の中には、それぞれの骨格と筋肉がある。

ダンスを踊るとき体がどう動くか、足がどう動くかを予測し、

その動きをサポートするように設計する。

靴について、足について、そしてダンスについて

すべてを観察できる制作者がいるのが理想だ。

ツイッターをのぞくと靴を自作する人たちがでてきている。

それも木型から自作し、試行錯誤しながら

理想のフィッティングを追求している。

なかには独学で靴を作りながら賞を取ってしまう方もいて、

インターネットで研究成果を公開されている。

知識を共有できるいい時代になったものだ。

 

そのうち誰かがダンスシューズに挑戦し

夢のような理想の靴を作り出すのではないかと期待している。




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