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【ダンス・ダンス・ダンスール ネタバレ】11巻101話

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潤平が王子役に立候補

王子役を選び直す、と綾子先生から告知がある。
眠れる森の美女の配役はもう決まっているのにオーディションで選び直しだ。
綾子先生の意図はどんなものか、わからない。

YAGP本選と高校受験を捨てるかもだが,潤平はあっさりと立候補する。
無謀すぎる。
アホか。

YAGP本選は4月だ。

「眠り」の王子役になったら本選に参加できない。
というかオーディションに加わるだけで時間をとられるから、NAGPに向けた練習すらままならなくなる。

練習時間がたりない。
コンテンポラリーもゼロからやらなければならない。
せっかくの恵まれた環境がいかせないのではないか?
もったいない。
とうぜん「どちらを選びます?」と綾子先生から念押しされた。

バレエのために高校受験も捨てることになる。

さすがに高校受験とバレエとの両立は無理でしょう。
公演の主役とコンクール本選をかけもちしたうえ
学校の勉強なんかできない。

しかし潤平は軽い。
(高校なんて進学は通信制でいいし)
中二感あふれる軽さでバレエを選ぶ。

海咲も立候補する。
やはり無謀すぎる挑戦だ。
せっかく良い役「青い鳥」(ブルーバード)がついていたのに。
もし王子役をとれなければアンダーか裏方だ。

海咲は本気だ。
潤平とは年季がちがう。
長い間バレエに打ち込んで、実力も気合いもあふれている。

潤平と海咲どちらが勝つのか?
ストーリ的に説得力をもって潤平を勝たせることができるのか?
現実のバレエなら潤平や海咲が勝つことはありえない。
もとからのの王子役がオーディションに勝つのが順当。

けっきょく実力が勝負を分ける。

勝つ可能性ゼロで潤平は勝負にいどむ。
潤平には決定的に不足しているものがある。
王子の品格と出で立ちだ。

これがなければ主役ははれない。
YAGP予選で踊った役柄はバジル。
どっちかというとチャラいイケメンだ。
王子とはほど遠い。

潤平は高貴さを身につけられるのか?
そもそも練習で高貴さなんてゲットできるか?
今回はキャラの勝負でもある。

高い技術も求められる。
潤平はまだリフトすらできないくせに
パ・ド・ドゥなんて踊れるのか?

敵役を倒すだけの説得力も必要。
天才ダンスール銀也と張り合わなければならない。
銀也がやるカラボスに勝てるのか?
舞台のうえで勝負することになる。

ハードな戦いになる。

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