待ち遠しかった･･･
ダンス・ダンス・ダンスール１１巻の表紙は、
ワイシャツのネクタイをゆるめ
目を閉じて踊る潤平。
ネクタイがはためいて
汗がキラキラと飛び散る。
色が美しい。
『ダンス・ダンス・ダンスール』は、
画がさらに進化しているような気がする。
ダンス・ダンス・ダンスール１１巻のストーリーは、
YAGP決選から、スクール公演の
オーディション参戦まで。
潤平は身体も心も大きくなっているが
成長に伴う課題にもいろいろ直面する。
バレエという枠をはめられながら
素直に前向きに戦う潤平がまぶしい。
９５話は、
るおうに予選での踊りを全否定され
あり得ないことをはじめる潤平。
おのれのキャリアの短さにどう付き合うのか？
９６話は、
過激な練習のため、ふつうに
立つこともできなくなった潤平。
理性的な綾子先生と、
狂的な中村先生のやり取りがおかしい。
９７話では、
肉体を追い詰められた潤平に
異常なエクスタシーがおとずれる。
期待感のたかまる回。
９８話は、
まるまる潤平のパフォーマンスのみ。
時間にして１０分たらずの出来事だが、
舞台の喜びが伝わってきて
読んでいてニコニコしてしまう回だった。
９９話は、
YAGPの結果発表。
潤平だけでなく、夏姫や都も
それぞれの評価を得る。
だけど親戚の子の受験結果を聞くような
ドキドキを味わった。
みんな頑張った。よくやったわ。
１００話は、
綾子先生からのオーディション告知。
『眠りの森の美女』公演の王子役募集だ。
YAGPに続いて何かがおこる予感。
１０１話は、
王子役に立候補する、海咲と潤平。
ふたりとも無謀だ。
そもそも潤平は王子役などできるのか？
『ダンスール』への挑戦開始だ。
１０２話では、
王子役オーディションの内幕が明かされる。
テレビ放映がらみのデキレース臭が漂う。
逆にはりきって、お洒落な格好で
生川に登校する潤平と海咲がかわいい。
成長して、大柄になり
筋肉も付いてきた潤平。
安定のポジティブさに励まされるぜ。