自己最高を獲得
潤平たちはアンケートで
自己最高をたたき出した。
82%である。
停電をチャンスに変え
鑑賞会を盛り上げた。
まだ工夫の余地がある。
もっといけるはず。
ミーティングの空気が変わる。
できることを積極的に試してみたい。
夏姫の家出
ミーティングに夏姫も参加している。
家出して長野へ来たのだ。
きっかけはパーティーだった。
生川の後援者たちを集めた会合で、
夏姫は、愛想よく振る舞えない。
生川の後継者として、出資者に
気持ちよく援助を引き出す必要があるのに。
「あなたが、将来生川を
背負って立つんですからね」
生まれつき自分に与えられた
こんな環境を抜け出したい。
脱出のための手がかりは「YAGP」だ。
「楽しい!!なんつーか天職・・・!?」
潤平たちは次の小学校に来た。
いつものように準備をはじめる。
潤平は明るい。
「楽しいだろ、文化祭みたいでさ!」
夏姫は自分の計画を言い出せない。
手伝いをしながら公演について行く。
夜のミーティングは盛り上がっている。
ウケ狙いOKでいろんな方法を試す。
アンケート結果は一進一退だ。
結果を出すまでのプロセスが分からないから
やってみるしかない。
こういうときは積極性が
プラスに作用する。
裸足の追かけっこ
次の小学校は、校庭が裸足だ。
危険がないよう整備されている。
これは訓練になるかも・・・
潤平たちは外で練習をはじめる。
夏姫のジャンプは美しい。
着地がとくにきれい。
潤平は悔しくなってあとを追う。
草の上での追いかけっこになる。
大騒ぎのあと夏姫が宣言する。
「あたしは海外に行く!!」
「YAGPにエントリーする・・・・・・・・・!!」