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【ダンス・ダンス・ダンスール ネタバレ】13巻113話

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客席で対照的な二組

潤平たちはプロ公演の『眠り』を観に来ている。
今井先生から見に行くよう言われたのだ。
自分たちの勉強のために。

潤平と夏姫。
海咲と響。
ならんで最後部の学生席に座る。
突飛な演出で4人は見入ってしまう。

おもしろい。
響と海咲は、作品について語りあう。
ふたりは長々と語り合える。

なぜこんな演出なのか?
なぜこうでなければならないのか?
振付家はどんなふうに思ってこうしたのか?
ダンサーはどう解釈しているのか?

響と海咲は盛り上がっているが
2人の会話は読んでても
こっちは意味が分からん。
こういうのは生で見ないといかんのか?

そうとう大胆な演出をしているけど
バレエの伝統も汲んでいて興味深いらしい。
読んでる方は想像するだけだ。
バレエって、わけ分からん芸術の極みみたいのもあるし。

反射的な潤平

潤平のほうは正反対だ。
気持ちが言葉にならない
前のイスをつかんで身を乗り出している。
舞台に入り込んでしまって
思わず立ち上がってしまいそうだ。

分析とかはぜんぜんできないけど
むちゃくちゃ楽しんでいる。
この公演はすごく面白い。らしい。

潤平は「思いつき」で動いてきた。
潤平にとって、純粋ってそういうことだ。
舞台は神聖な場だから、
いまあるこの状況を全身で感じ取る。
解釈は後からでいい。

潤平は自分が踊る姿を
目の前のバレエに当てはめている。
「踊りたいだけなんだけど」
それだけでよくね?

根本的な感性の違いが踊りに現れる

公演を見た影響で
潤平たちの踊りはよくなっている。
舞台の高揚が、レッスンにまで影響している。

「お前らはなんか・・・キラッキラ
若さがまぶしくて好感が持てる」

銀也にほめられた。
しかし課題も残る。
あいかわらず「王子感」が足りない。

今井先生が言うところの
「村尾潤平がだだ漏れ」である。
感情の高揚が踊りに現れてしまう。

そこは気品で隠せ。

今井先生の指摘は辛辣だ。

「正統なクラッシックバレエそのものを
体現する気がないのなら降りた方がいい」

潤平の踊りは、潤平そのまますぎる。
素のまま出てきて魅了してしまう。
本人がキラキラしてるから。

海咲は違う。

海咲と響きはまったく別次元のパドドゥを見せる。
動きひとつで見せつける。
これが「バレエ」だと。

自分など消してしまう。
踊っているのは海咲ではない。
海咲でなくてデジレ王子。
愛と包容力あふれるプリンス。

一幕から二幕へと物語が進み、
その先でついに一緒になるふたり、
デジレ王子とオーロラ姫がそこにいる。

現実の海咲と響はいない。
なにか別の素晴らしいものなっている。

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