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#厳男子#ムラサキ#ネタバレ#3巻#29話#ごきげんよう3

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風紀委員長の弱点

ムラサキは委員長に説明する。
「立場があなたの弱点だわ」
「あなたは打てない」
風紀委員長は強い。
身体は大きいし、鍛え抜いている。
風紀委員をたばねる立場でもある。
無責任なことができない。

強い人ほど本気で打てない。
-弱い者いじめになってしまうから
-強い人のプライドを傷つけてしまうから
-弱い人がひいてしまうから

自分を鍛えて強くなったはずなのに、まったく自由がない。

ムラサキの挑発

委員長は好きなように振る舞えない。
・・・強い人間だから。
・・・えらいから。
おかしい。
頑張ればがんばるほど自由をうしなう。

「あなたは私を瞬殺できるくらい強いんでしょうけど
それを受け止めてくれる場所がないんじゃないの?」
ムラサキは委員長に誘いかけた。
「風紀委員さん、試してみない?」

どうすれば試せるのか?
「持ってる力のありったけをぶつけてみたくない?」
ムラサキは安全な「人間サンドバッグ」を提供するという。

その方法はダンスだ。
武術は人を傷つけるが、ダンスは傷つけない。
しかし自分の限界を極めることが可能だ。
ダンスは武術と同じ。

いやそうなのか?
「そういうわけで、ダンス部に興味ありませんか?」
「今日から活動再開です」
ムラサキは風紀委員長をダンス部に誘う。
ぬけぬけと・・・。

ムラサキは自由だ。
木の根が広がるように境界を超えてくる。
自然に環境に溶け込んでいく。

マリンちゃんの激怒り

あっけにとられる委員長をマリンちゃんがさえぎる。
「茶番はおよしなさい」
生徒会メンバーにまでムラサキは手を伸ばしてきた。
危険だ。

マリンちゃんは化け物のような顔になった。
塀を越えてきた枝はチェーンソーで切断しなければならない。
「誰を誘っても無駄よ」
「ここではっきり言っておきますわ」
「わたくしたちはあなた方の活動を認めません」

マリンちゃんは委員長を見つめる。
おそろしい。
ダンス部はそんなに危険なものなのか?
委員長はマリンちゃんのはげしさにたじろぐ。

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