スピリッツ ネタバレ バレエ

#ダンス・ダンス・ダンスール#ネタバレ#20巻#176話

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ゲイリーが潤平のパトロンになる

公演後の控室でゲイリーは宣言する。
「きみを支援することにするよ」
成功だ。
潤平はパトロンをゲットした。
ゲイリーからお金をもらってバレエを続けられる。

「アルブレヒト」絶叫バージョンは
ゲイリーに認められたらしい。
潤平は泣いた。
いっしょに兵ちゃんも泣いた。
「ー俺はなっ・・・
バレエを始めてからずっと、
泣きっぱなしだっ・・・」

舞台のせいで感情の上下がはげしい。
本番前の絶望と、終わったときの安心感。
うまくいったときの高揚感と、ほめられたときのうれしさ。
ほんとにバレエはたいへんだ。

ブランコのアルブレヒトは潤平と正反対

ゲイリーは潤平に動画を送ってくれた。
ブランコの踊る『ジゼル』だ。
潤平とは真逆のアルブレヒト。
悪い男だ。
軽薄で思い上がっている。

ジゼルの死を聴いて心から悔やむが
それでもなおアルブレヒトは本能的に
生きることに執着する。
「そんな人間の悲しき輝き、色気」
ゲイリーが予想していたのはこれだった。
父に見せるはずだったもの。

オルガ先生のダメ出し

潤平は正反対のアプローチで踊った。
心からジゼルのことが好きで、
ジゼルと一緒に死んでしまいたい。
ストレートでシンプルなアルブレヒトだ。
わかりやすいが、バカっぽい。
ブランコのいる『ジゼル』が知的で重厚なのと対照的だ。

ブランコの動画を潤平が観ていると
オルガ先生とブランコが帰ってきた。
ゲイリーとスポンサーの話をしてきたのだ。
オルガ先生はストレートに聴いてきた。
「あなたは、どうなりたいの?」

潤平のアルブレヒトはバレエ的にはアウトだ。
自分に陶酔している。
客観性を欠いている。
その場の思いつきで踊ったら作品の世界観を壊してしまう。
ありえない。

しかし「コンテ」なら、潤平のやり方はアリだ。
逆に理想的。
「コンテ」専門のダンサーになるつもりなのか
それともクラシックのバレエダンサーになるのか
オルガ先生は潤平にきいている。
「ブランコに何を学んで、どうなりたいの?」

オルガ先生の話は思い当たるところがある。
潤平はいちいち過去の記憶を思い返しながら
自分がどうなりたいのかを問い直す。
海咲にも同じことをきかれた。
バレエをやってるやつは「どうなりたいか」を常に考えているらしい。
るおうもサシュコーもなんかそれっぽいことを言っていた。
思い返せば先生方も、なにか想定して潤平を指導してくれていた気がする。

潤平はまとまらないながらも
自分の考えをオルガ先生につたえる。
1,クラッシックをコアとしたい。
2,どこの劇場で踊っても観客を別世界につれていけるダンサーになりたい。
俺は「劇場」になりたい。
考えがまとまらない。

まとまらない考えを、オルガ先生は察してくれているらしい。
指導の期間と方針を定めて、潤平を引き受ける。
2・3年後に潤平はプロのダンサーになる。
それまでの間に、ブランコとオルガ先生で潤平を理想の状態に近づけるべく指導する。

ブランコの嫉妬

潤平は留学手続きのためにいちど日本へ帰った。
空港へ送った帰り、ブランコとオルガ先生が会話する。
ブランコは潤平を認めている。
豪華客船での舞台は、たしかに思いつきで衝動的だったが、正解だ。

ゲイリーとゲイリー父を感動させるには
ストレートなアルブレヒトがよかったのだ。
だれも思いもしない方向から不意をついて感動させてしまった。
「素直すぎるアルブレヒト」でゲイリーを背中から蹴っ飛ばした。

潤平は直感的に、素直バージョンを選んだのだ。
「俺は、嫉妬したよ」
前回、ブランコが真っ黒になっていたのは「嫉妬」のせいだったらしい。

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