#ダンス・ダンス・ダンスール#ネタバレ#２１巻#１８０話

更新日：2021年7月29日

２０巻を試し読みする（U-NEXT）

ブランコの表情が重い

舞台がしずまって主役の登場を待っている。
潤平があらわれると観客たちの目が期待感で広がる。
手をひとふりして音楽が流れ出すかのようだ。
うつくしい所作。
潤平はジャンプし、回転残ゾヌにする。
跳躍で舞台に円をえがく。

潤平の顔がブランコの顔にいれかわる。
はじける光のなかでブランコが続きをおどる。
ブランコの素晴らしさに客席が興奮する。
どいつもこいつも口を開けてブランコの動作を見守る。
ブランコは回転し、観客の顔がになってながれる。

ところが足がなくなってしまう。
夢オチである。
ブランコはベッドから落ちて目覚めた。
義足はわきに置いてある。
老眼鏡かなにかのような扱いだ。
いつもどおりの地味な日常である。

ブランコは潤平の寝室をのぞいてみる。
潤平は片膝をたてて眠り込んでいる。
布団から右足がみえる。
ブランコは右足をうしなったが、潤平はもっている。
そのままブランコは潤平のよこに立ち尽くす。

屋上でアサード（アルゼンチン焼き肉）

クリスマスには潤平たちは焼き肉を食べた。
ブランコが準備したアルゼンチン風バーベキュー「アサード」だ。
やたらでかい肉のかたまりを焼いてナイフで切ってだしてくれる。
めっちゃうまい。
セレブの寿が感動している。

ブランコが生き生きしている。
「アルゼンチンではクリスマスに『アサード』だ」
クリスマスなのに夏のバーベキューをするらしい。
オルガ先生はロシア正教。
ロシアにはサンタクロースはいない、という。
かわりに「厳寒おじさん」がプレゼントをくばりに来る。
よくわからん。
そもそも「くるみ割り人形」ってなんなんだ？
ロシアのクリスマスの話ではないのか？
ちなみにサンタクロースはトルコ人らしい。