オルガ先生がるおうを絶賛
思いがけない形で潤平はるおうを見ることになった。
るおうはおとなになっている。
オルガ先生とブランコ、寿と潤平の4人で携帯画面をのぞきこむ。
焼き肉どころではない。
オルガ先生はるおうをべた褒めである。
「ダンスール・ノーブルの理想形だわ」
ブランコは鬼の形相になってオルガ先生の解説をきいている。
るおうに嫉妬しているのだ。
もちろん潤平も嫉妬している。
るおうに対しても嫉妬するし、ブランコに対しても悔しい思いがある。
潤平はブランコに嫉妬されていない。
1年半も指導を受けているのに。
ブランコにとって潤平はライバルではないらしい?
生徒に嫉妬したあまり家出したこともあるのに。
るおう恋愛でも先をいくのか
潤平と寿はさらに衝撃的な画像を発見した。
るおうが女子の首筋に顔を埋めている。
いっしゅん都かと思ったが別人。
ロシア美女である。
「・・・つか、都はどうしたーっっ!」
潤平から渾身のツッコミがはいる。
嫉妬する潤平
翌日のレッスンで、潤平はムカついている。
不機嫌。
くやしい。
お手本みたいなるおうを見せられて嫉妬している。
レッスン後、ブランコが潤平をなぐさめる。
なぐさめるというより的確なアドバイスをする。
ブランコは潤平の嫉妬を理解している。
お前のほうが-
よっぽど身体が向いているじゃないか
どういう意味じゃ?
いま現在は負けているけど素質はあるから鍛えろってことか。
潤平はいきどおりながらガシガシ腕立てをする。
さらに黒島が再登場
日本に帰国中の兵ちゃんと通話しながら
潤平はみだれた思いをぶちまける。
潤平のまわりにも女子はいる。
ブラジル美女のベアトリスとか。
日本の夏姫に告白したし、再度告白する予定もある。
それでもるおうみたいにはならないのだ。
なんかちがう。
そんな潤平のまえに黒島があらわれる。
画面越しに見る黒島は少しふっくらしている。
潤平と別れた後は速攻で他の男とヨリを戻したという。
そして兵ちゃんとも昔なんかあったっぽい。
兵ちゃんと黒島に翻弄しまくられ、潤平は動揺する。
るおうがニューヨーク公演にくる
スクール公演『コッペリア』の配役発表で、
潤平は主役フランツを射止めた。
バレエは順調だ。たぶん。
「今は色恋よりバレエなんじゃい(バーカバーカ)」
と奮起するが、潤平の決意はすぐに崩れそうになる。
相手役のベアトリスがめっちゃかわいい。
そして距離が近い。
オルガ先生が潤平を現実に引き戻す。
別室でるおう情報を教えてくれた。
るおうは予定どおりニューヨークで「くるみ」の王子を踊る。
素行不良で役を降ろされなければだが。
ダンスダンスダンスール21巻の発売日は9月10日
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