アフタヌーン ストリートダンス

#ワンダンス#ネタバレ#6巻#68話#最新話

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ワンダンス6巻発売日は9月22日

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壁ちゃんオリジナルのパワームーブ

伊折先輩は壁ちゃんの挑発にのらなかった。
大技を出さない。
あくまで音楽性に終始し、ハウス✕ブレイキンで踊りきった。
ストックした技のくらべ合いなら壁ちゃんが勝つ。
しかし伊折先輩は勝負に勝つために技を封印したわけではない。
あくまで直感的に、音楽に没入することで自分の流れを作り出した。

つぎは壁ちゃんの番だ。
壁ちゃんにはまだ引き出しがある。
オリジナルの新技だ。
大けがをしたかわりに得たものが多かった。
転ぶことが怖くない。

あえて手をすべらせて見るものをはっとさせ
そこから生まれた体勢から技をくりだす。
今回は名前のない技を披露した。
いまここで生まれたパワームーブだ。
考えて考え抜いたあげく本能的にうまれたポーズ。

カボくんがおもわずおおごえをあげる。
まさか壁ちゃんが即興をするとは思わなかった。

伊折と壁ちゃんの別れ

壁ちゃんは技をきめながら伊折をみる。
この技は壁ちゃんから伊折への回答だ。
むかしいっしょに練習していたふたりが
考え方の違いからバラバラになった。
壁ちゃんは別れた原因をつきつめて考えていた。

ダンスを始めたころ、壁ちゃんも伊折もぜんぜん勝てなかった。
勝てなかった原因は技をスムーズに出せなかったからだ。
壁ちゃんはそう分析していた。
伊折はちがう。
そもそもダンスするときに、
技を配列するという考え方じたいがまちがっているのではないか?
「ムーブって考えて出すもんじゃなくね?」
伊折はそう考えてハウスへ転向した。

壁ちゃんは技を習得することに専念した。
バトルでは全体の流れの中で技の配置を考え抜く。
それだけでやるべきことは大量にある。
そして極限まで技のストックを使い切った先に見える領域がある。
自分のオリジナルの新技を必然の流れの中で披露するのだ。

マイクパフォーマンスも勝負のうち

壁ちゃんが踊り終えると、司会者が伊折へマイクをまわす。
感想を聞くのだ。
そのうえでたずねてきた。
「WIN OR LOSE」(勝った、負けた?)

マイクパフォーマンスだ。
伊折がじぶんで負けをみとめたら
即、壁ちゃんの勝ちを宣告する。
心が折れた人間は負けと判定される。
格闘技の試合あとみたいなもんだ。
判定になりそうなときはあえてガッツポーズをしてみせる。
ふつうは無理矢理にでも自分の勝利を宣言するところだ。

伊折先輩は雰囲気にのまれない。
たんたんと正直に答える。
「ドローかも」
司会者は壁ちゃんにもマイクをまわしてきた。
勝った?負けた?
壁ちゃんも率直。
「・・・もう1ラウンドやらせてほしい」
熱い展開だ。

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