ワンダンス#ネタバレ＃７巻#７５話＃最新話

更新日：2021年12月15日

ワンダさんの中学時代

高校ダンスコンテストから話が過去にさかのぼる。
ワンダさんが高校入学する前のエピソードだ。
ワンダさんはコンビニでアルバイトしていた。
壁ちゃんと同じ仕事だ。

中学生でもコンビニで働けるのか？
疑問は残るが、とにかくワンダさんは働いていた。
どうにか年齢をごまかしていたのかもしれない。
訳ありである。

コンビニ店長はとぼけたおっさんである。
脇が甘そうだ。
ワンダさんが父子家庭というのをきいて
思わず採用してしまった。

うかつなおっさんである。
優しいかもしれないが
中学生を働かせたなどとバレたら問題にならないのか？

防犯カメラの映像をみた店長はびっくりする。
ワンダさんがドリンクコーナーの前でうねっている。
ガラスにうつった自分をみて思わず練習してしまったのだ。

不審におもった店長にワンダさんは説明する。
素直。真剣な面持ちで自分のやっていることを説明しはじめた。
あげくに店長にチェックをお願いする。
「ところでこれどうですか？」
首のアイソレだ。
店長の目の前で、ワンダさんの顔が左右に動く。

「なんか変な子雇っちゃった・・・」
がっくりする店長。
ワンダさんは気にもしていない。
コンビニバイトが終わったらダンスの練習に行くのだ。

練習は地域の体育館的なところでやる。
ひとりである。
音楽をききながストレッチをはじめる。
ガラスに写った自分の姿をひたすら確認する。
ワンダさんの修行時代である。

バイトの時、店長がワンダさんにマイケル・ジャクソンの動画を見せてくれた。
マイケル・ジャクソンは店長の青春時代を象徴する存在だ。
（タケダ店長はけっこうご高齢らしい）

ワンダさんを見ていると店長は自分の若かった頃のことを思い出すのだ。
ワンダさんはひたむきで、一生懸命でおもわず応援したくなる。
バイト中にコンビニ雑誌の表紙をみてダンサーのポーズをまねしてみたりしている。
かわいい。

休憩時間の雑談でタケダ店長は思わずきいてしまった。
「どういう男がタイプ？」
おっさんのセクハラ発言である。

ワンダさんはあいかわらず真面目だ。
「『優しい人』ですかね」
きっちり説明したい性格なのだ。

たとえば
誰も見ていなくても人を助けられるというか・・・
本人がいないところでその人をかばってあげられるとか・・・
そういうんですかね

なにかワケありである。
ワンダさんがダンスに打ち込む理由にもつながりそうだ。

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