新星るおうの最大の敵
過酷な生活をくぐり抜け
るおうは新天地ロシアへ旅だった。
ダンサーとしての未来が広がっている。
「ライバル」潤平は遠く日本に置いてきた。
そんなるおうには不安要素がある。
それは「体調管理」だ。
るおうは自制心がない。
とくに食べ物に対して我慢が効かない。
るおうの菓子ジャンキー歴
るおうと都の出会いは
グミ菓子ではじまった。
どぎつい色の外国製グミだ。
バレエを志すものが避けるべき色。
祖母から、そして母から隠れて
こっそり食べるお菓子は
めちゃくちゃ美味しい。
監禁されていたるおうは
グミを通じて外の世界を想像したのだ。
外界の味
祖母が施設に入所した後
るおうは都たちと暮らし始める。
ところが部屋に閉じこもり
運ばれた夕食を食べない。
暗い室内でポテチを食べるのだ。
せたがや洋舞祭りの楽屋では
ロットバルト姿のまま
子どもたちからスナックを
食べさせてもらいながら
ストレッチしている。
2巻19話
ラーメンとの出会い
生川バレエスクールに参加したるおうは
クラスメートとはじめてラーメン屋に行く。
異次元「ラーメン二三朗」の
「お肉まじまじ」「おやさいまじまじ」
一杯2000カロリー。
気に入った。
るおうは再びラーメン屋へ行きたがる。
タマネギ嫌い
五代家の食事はバレエ用に
よく配慮されている。
るおうは、そんな食事を断固拒否する。
料理を手伝うのが最大の譲歩。
タマネギは「ぜったい食べない」と宣言する。
ロシアの素晴らしいところ
ロシアに行ったるおうが
はじめに食いついたのは
「アイス2個食い」だ。
「ロシアのアイスは美味いけど
カロリー高いから止めときな」
と千鶴に止められる。
結論。最大の敵は「体調管理」
るおうはもともと不安定なところがある。
実力は素晴らしいのに発揮せずに帰る。
食べ過ぎ、過度なダイエット、偏食は
パフォーマンスに悪影響を与える。
都のような人がロシアに行って、
るおうの生活を仕切る。
案外こういうことが必要かもしれない。