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【パートナー ネタバレ】第1巻1

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フランツ登場♥茉莉花(まりか)を異世界に引きいれる。

 

六本木のディスコではじまる、壮大なストーリー。

フロアで、ひたすら踊るヒロイン茉莉花(まりか)。

ダンスが好きで、ダンスのためだけに来ている。

連載開始当時は1980年、バブルで盛り上がっている。

六本木のディスコはちゃらさMAXの男だらけだ。

フランツ登場

煙草を喫い、酒をのみ続ける欧米人。

美形である。

金髪で青い目(たまに灰色になる!)。

英語とドイツ語と日本語がペラペラなインテリだ。

アメリカ人ではなく、オーストリアの貴族である。

この後すぐにイギリスの名門貴族と結婚してしまう。

このフランツとワルツを踊ったせいで

茉莉花は、社交ダンスの世界に引き込まれる。

わくわくするわー。

社交ダンスの世界を描くために、フランツが必要なのだ。

社交ダンスは、イギリスが中心となって作られたものだ。

20世紀のはじめに、競技用に体系化された。

世界各地のダンスを、種目としてとりそろえたが

いちばんの中心になっているのはワルツだ。

ワルツといえば、その中心地はウィーンだ。

フランツは、ダンスの根源を知っている人間で、

イギリス的な社交ダンスの限界を体で知っている。

(イギリス人の妻に耐えきれなくなって離婚する)

しかし、まずは茉莉花は日本で社交ダンスをはじめるのだ。

そしてもう一人の男がディスコのフロアに登場。

あまりに素晴らしく踊るので、まわりに人がいなくなる。

日本人で社交ダンスに野心を燃やす神砌(じん みぎり)。

ちなみにW大学の学生である。

神に教室を紹介されて、茉莉花はダンスを習い始める。

神をとおして、日本でのダンスのありかたが描かれるのだ。

フランツと神(じん)にはさまれて

茉莉花は、社交ダンスの両側から分け入っていく。

ひとつはその起源から、つまりヨーロッパ中心の世界から。

もうひとつは現実から、日本の教室に通い競技会に出場するところから。

社交ダンスの最高峰、イギリスのブラックプールを目指すのだ。

 

フランツも神もイケメンである。

めっちゃ楽しい。




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