10巻の表紙
るおうが制服+黒縁メガネで踊る。
裏表紙では百合の花が手からこぼれる。
るおうはコミュ症で学校になじめないが、
踊るととんでもない表現力をみせる。
目だって悪いし。
コンタクトが普及した現代でよかった。
メガネ姿にぐっとくるわ。
10巻のあらすじ
10巻は87話から94話まで。
るおうのワガノワ・プリと
潤平のYAGPが同時並行で語られる。
いろいろ大変だったるおうが
自分の力でチャンスをつかみ
巣立つ後ろ姿に涙する。
87話は、
潤平と都の再会。
YAGP会場で出会う都は、
あいかわらず優しい。
自分よりも人のことばかり
気遣って損をしてしまう。
踊り手としては弱さだが、
優しさは都の強みだ。
88話は、
ホテルロビーでの語り合い。
潤平は、都の弱さにいらだつが
好きな気持ちが
どうしようもなく燃え上がる。
都だって潤平のことを考えるだけで
幸せが湧き上がるのだ。
潤平は都を抱きしめる。
89話は、
もう一度付き合うことはできないと
再確認した潤平。
「舞台の上でまた付き合おうぜ」
そんな潤平と都に届く
「るおう1位」の知らせ。
興奮する潤平。
ライバルに負けるわけにはいかない。
90話は、
潤平は完璧な仕上がりだった。
しかし違和感が残る。
コンクール向け、審査員向けの
無難な踊りで果たしてよかったのか?
とつぜん舞台にるおうが現れ
ケタ違いのダンスを見せる。
91話は、
るおうは、尼崎に降臨。
素晴らしいダンスを見せた。
マンガで、画でこそ伝わってくる
るおう「アルブレヒト」の表現力。
踊り終わるとそのまま
潤平の所に走ってくる。
92話は、
るおうの怒り。
ワガノワ・プリ優勝から
潤平に会うために必死で尼崎へ来た。
決着をつけに来たのだ。
るおうは、潤平の演技に怒っている。
「僕はもっと真実に近づく」
そう言い捨ててロシアに戻る。
93話は、
るおうと都の別れ。
るおうは、自分の生きる場所を
ロシアに見いだした。
一緒に行こう、ロシアでなら
きみを守れるからと都を誘うが、
都は断る。
自分の力で、日本で生きる。
都の自立である。
94話は、
るおうの自立。
コミュ症で生活能力皆無にみえたが
るおうは、ロシアでのびのびとしている。
同じ「おばあさま」に引きずられたものとして
千鶴は、るおうをまぶしげに眺める。