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【ダンス・ダンス・ダンスール 考察】5巻46話 扉絵

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「ペトルーシュカ」2019国立劇場

46話の扉絵は『ペトルーシュカ』だ。

ペトルーシュカはロシアバレエの名作。

『火の鳥』『シルフィード』を振り付けた
ミハイル・フォーキンの作品。
音楽はストラビンスキー作曲。

3体の人形の物語である。
扉絵のるおうのポーズは、
『ペトルーシュカ』の振りだ。

ウィキペディア「ペトルーシュカ」

ペトルーシュカのあらすじ

主人公のペトルーシュカはわら人形。
見せ物小屋でうつうつと暮らしている。

バレリーナの人形に恋して
想いを打ち明けるが、はねつけられる。

バレリーナは、ムーア人の人形といちゃついて
ペトルーシュカは打ちひしがれる。

ムーア人は広い部屋で快適に暮らしている。
スマートでかっこいい。

ペトルーシュカはムーア人に
体当たりするが、逆に追い払われる。

最後にペトルーシュカは
人形劇場から追い出され、
ムーア人に斬り殺される。

また3人が共演してほしい。

あらためて46話の扉絵を見る。
中央の「バレリーナ」に都が、
左の「ムーア人」に潤平が、
右の「ペトルーシュカ」に
るおうがはめ込まれている。

感情のないわら人形のように扱われながら、
るおうには悲しみや怒りが詰まっている。

潤平はムーア人だ。
快活でクラスの人気者。
好きなように生きて、楽しく暮らす。

あっという間に都の気持ちを
さらっていってしまった。

そして気のおもむくままに
るおうを斬り殺す。
悪気はない。

ふたりと都の三角関係に、
はまりすぎの物語だ。

マンガ本編にまだ
ペトルーシュカは採用されていない。

3人がダンサーとして無事成功したら
『ペトルーシュカ』をやってほしい。

思春期の生々しい感情をよみがえらせて
すばらしいバレエを見られると思う。

5巻46話へ

 

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