バレエ漫画 フィールヤング ネタバレ

【バレエ・リュス ー ニジンスキーとディアギレフ ネタバレ】第4話ラスト

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ブエノスアイレスまでの船旅

バレエ・リュスは南米ツアーへ出かけた。
ディアギレフはヨーロッパに残る。
バレエ団から離れて今後の方針を再検討できる。

ニジンスキーは不安を感じている。
今年のパリ公演は失敗続きだった。
ディアギレフは自分を離れるつもりではないか?
次回作の振り付けは外されるかもしれない。

ニジンスキーの立場は弱い。
ディアギレフがひとこと言えばもうクビだ。
しかもケンカしたまま離れてきてしまった。
ブエノスアイレスまでの2週間。
何もできず船の上で過ごす。
いまの人気など不安定きわまりない。

そんなニジンスキーのそばにロモラが現れる。
ハンガリー貴族のお嬢様、大金持ちの娘。
そしてニジンスキーの熱烈な崇拝者だ。
ふたりは不自由なフランス語で話す。
何を言っているかよく理解できない。

それでもロモラの果てしない尊敬が伝わる。
「何だろう」「この心地よさは」
「今までぼくの事をこんなふうに」
「まっすぐに見つめる人間がいただろうか」
ニジンスキーは唐突にプロポーズする。
「ぼくと結婚してください」

ニジンスキーの解雇

ディアギレフはヴェネツィアにいる。
何も知らずにミシアとはしゃいでいる。
ドレスが素敵とか、日傘がかわいいとかの話で
女子とで盛り上がれるおっさんである。

突然の電報がおしゃべりを中断する。
ニジンスキーがロモラと結婚するという。
「また私を困らせようとして・・・・・・」
「もう許さない」
ディアギレフは泣き出す。
「うわーん」

ニジンスキーのクビ決定である。

ニジンスキーは帰りの船の中で
解雇通知を受け取った。
ニジンスキーも泣き出す。
もう何が何やら・・・。
痴話げんかである。

ディアギレフは、花形ダンサーのニジンスキーと
大口スポンサーの娘を切り捨てることにした。
バレエ・リュスは自分が存続させる。
以前の振付師を呼び戻した。
次のダンサーも見つけてきた。
飛び切りの美男だ。

ふたたびミシアとココ

場面はヴェネツィアに戻る。
ディアギレフはもう死んだ後だ。
ミシアとココは、海辺で若い男を鑑賞しながら
思い出ばなしをしている。

ディアギレフは最後まで
ニジンスキーのことを気にしていた。
ミシアはそう思う。

ニジンスキーの才能を自分がつぶしてしまったのではないか
バレエ・リュスを解雇したせいで
ニジンスキーは発狂したのではないか、と。

その後もディアギレフは次々に若い男と付き合った。
恋人たちを教育し、花形ダンサーから振付家にしたてあげた。
歴史に残る作品を死ぬまで残し続けた。

しかしディアギレフはニジンスキーのことが
心から離れなかったのだ。
「あの煌めきの日々」
ディアギレフが冷えたシャンパンを手に持ち
ニジンスキーと笑いあっている絵で物語が終わる。

キラキラした恋の思い出を女の友情で包み込む。
桜沢エリカ先生らしいみずみずしいラストだ。

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