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【ダンス・ダンス・ダンスール 感想】13巻表紙

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響は整形するのか

13巻の表紙は海咲と響だ。
響は美人になっている。
とくいげに響を持ち上げ
海咲はポーズを決める。

響は余裕たっぷりに
海咲を見下ろす。
海咲の上にのって
首にてをまわしている。

女王のような貫禄だ。
以前とは似ても似つかない完全な変身。
ほおに残るアバタのあとだけが
わずかに昔の気配を残している。

海咲がメイクして
響を変身させたことがあった。
効果は絶大、見ちえるようになった。
13巻カバーではさらに美人になった。

美容整形でもしたのだろうか?
生川から援助を引き出し
徹底的な肉体改造をほどこし
舞台ばえする顔を入手したのか?

響が言ったように
舞台にあがるなら見た目は重要だ。
響と海咲はどこまでも現実的だ。
手術を決行するのはごく自然。
海咲の実家は金持ちだし。

バレエの練習はあくなき肉体改造の継続。
金で解決できるなら軽いものだ。
成功するためならなんだってする。
13巻表紙の海咲と響は、
整形手術の成功を喜んで
踊っているのかもしれん。

なんだか綾子先生に似てる

手術の成功した響は
どことなく綾子先生に似ている。
すごいボリュームのまつげを
伏し目がちにしている。

綾子先生はふだん、
あんまり目を開けない。
目つきが怖い。
娘の夏姫とは顔がぜんぜん違う。
とても実の親子とは思えない。

響とおなじように
実は綾子先生も昔ブスだった
というエピソードがほしい。

すばらしい才能をもっているゆえ
先代の生川はるかに認められ
徹底的な美容整形を
アメリカで受けてきたという設定だ。

昔はそこまで
技術が発達していなかったから
無理があるだろうか?
また全然別のマンガになってしまうか。

整形技術の進歩は
戦争と関わっている。
体が欠けてしまった兵士を
なんとか社会復帰させるために
医師たちが試行錯誤して
ノウハウが蓄積された。

バレエと美容

山岸凉子の『テレプシコーラ』では
ブスで貧乏な空美が登場する。
空美は徹底的な美容整形をほどこし
中国系アメリカ人となる。
最後にはローザンヌコンクールで
グランプリを取るのだ。

美容の問題は根が深い。
人を魅了するバレエの世界ならなおさらだ。

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