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【#10DANCE #テンダンス #ネタバレ】#4巻#18話

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アルと杉木と鈴木、3人のレッスン

レストランで偶然みつけたアルをつかまえ、鈴木は宣戦布告した。
ラテンの世界王者アルフレッド・ベーメル。
挑戦を受けてアルは上機嫌だ。
鈴木をつれて出かける。

レッスンを受けに杉木のところへ行くという。
日本にきたときはスタンダードのレッスンを受けている。
杉木にうきうきとあいさつし、嫌がる杉木を捕まえてしっかりハグする。
「シンヤの嫌がる顔を見るのが生きがいなんだ」
ひげをゴリゴリこすりつける。
アルはゲイだ。

鈴木は流れでアルについていくことになった。
気まずい。
両想いなことがはっきりしたばっかりだ。
どんな顔をしていいものやらわからない。
アルに対抗心がでて何も考えずに来てしまった。

だって杉木が自分以外のラテンダンサーにレッスンしているという。
しかも相手は世界チャンピオン。
これから自分が倒す相手だ。
負けるわけにはいかない。
「いく!」
杉木は「のだめカンタービレ」のタッチになって即答する。

あいかわらず冷静な杉木

杉木はあくまでクール。
はしゃぐアルを落ち着いてむかえる。
鈴木にたいしても冷静きわまりない。
上から見下ろす帝王杉木と、なぜか上目遣いになる鈴木。
納得いかん。

ケロッとした顔で杉木が声をかけてくる。
「どうしたんですか『保留』先生?」
そんな言い方はなかろう。
鈴木は杉木にキスして抱きしめたあげく、その先を保留したのだ。
「男の愛し方をしらない」からだ。
杉木を大事にする方法はひとつ。
ダンスで世界一になり帝王杉木を屈服させること。
そう決心下ばかりだ。
本人を目の前にして鈴木は動揺しまくる。

しかしドロレスの目には別のものが写っている。
(アルのパートナー。レズだ)
杉木と鈴木は目で会話している。
口ではそっけない会話を交わしながら、目線が濃厚にからみあう。
「もしかして2人仲良し?」
「全然」
アルをはさんで距離をたもちながらも、目の端で相手の姿をとらえて話さない。

アルから鈴木へレッスン

アルは鈴木をつかまえてレッスンをはじめた。
「自分の悪いとこ知ってる?」
ルンバウォーク、ラテンダンスの基本をやらせる。
テンポがおそい。
アルはしゃべらない。
ダンスに没入している。
鈴木が話しかけてももくもくと動作をつなげるだけだ。
だまって基本動作をするふたり。

静かなスタジオで体を動かす音だけがきこえる。
アルの髪の毛がゆれる。
呼吸音がシンクロする。
鈴木は異変を感じた。
視界がゆがみ、モノが吸い込まれる感覚。
スタジオの柱もスピーカーもアルを中心に形をかえる。
鈴木自身もアルの中に吸い込まれる。
鈴木はたおれた。

気が付くと目の前にアルの顔がある。
世界チャンピオンだ。
ただのゲイのおっさんではなかった。
「指の先の先、ギリギリの先っぽまでダンサー」
「ダンスを生業にして意識的に相手にメッセージを伝える」
すごいダンサーは杉木だけではない。
アルも素晴らしいダンサーだ。
「リミッターを振り切れ!俺を感じろ!!」
恐ろしくセクシーな姿で、鈴木の前に立ちふさがる。

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