アフタヌーン ストリートダンス

#ワンダンス#ネタバレ#5巻#55話#最新話

更新日:

5巻を試し読みする(U-NEXT)

いきなり手つなぎするカボくん

カボくんはタオルで汗を拭く。
それからペットボトルを開けて水を飲む。
ドコかの物かげでひとりだ。
どうやらバトルは終わっているらしい。

勝ったのか?
恩ちゃんとワンダさんを見つけると
カボくんは急にに物かげから走り出す。
「・・・光莉っ!!」
いきなり下の名前で読んだ。
そのままワンダさんの手をつないで連れ出す。

恩ちゃんと伊折先輩を残して
階段室でふたりきりになるのだ。
急展開。
カボくんは気合をいれて意図的に動いたわけではない。
吃音あるあるで、自分でも思いがけない発言だった。
「ワンダさん」という言葉がでてこなくて
とっさに言い換えで「光莉」と呼びかけてしまったのだ。

結果的にオーケーだけど。

階段室でのカボくんとワンダさん

一方的に連れ出しておいてカボくんは心配になる。
「急に調子に乗ったみたいに思われたか?」
試合でかっこいいところみせて告白、くらいの。
ワンダさんは、カボくんの勝利を祝ってくれる。
カボくんの戦いっぷりもしっかり見ていてくれた。

ワンダさんはいい子だ。
カボくんはそんなウェイウェイしたやつじゃない。
理解してくれている。
カボくんも、ワンダさんへの感動を伝えたい。
でも言葉に出すことができない。
ワンダさんにはカボくんの気持ちが何となく通じているらしい。
カボくんの吃音がジャマにならない。

だまっているカボくんに適切な対応をしてくれる。
ごく自然に。
ダンス仲間特有のコミュニケーション。

ワンダさんのキャップ

カボくんはワンダさんのキャップに気づいた。
このキャップは知っている。
「まさか俺の好みにあわせて・・・?」
かぶってくれたのか?
ワンダさんはカボくんへを好きなのか?

てれるワンダさんをみて、カボくんは覚悟が決まる。
ワンダさんはたぶんカボくんを好きだ。
カボくんもワンダさんが好きだ。
女子としても好きだし、
ダンス仲間としてもかけがえのない人だ。

ワンダさんのためにカボくんができることは
何よりもダンスに集中すること。
自分が全力で戦って、その様子を見てもらうことだ。
「・・・つ・・・次」
「壁谷さんとあたる」
どもりながらカボくんはそれだけ言った。
後はダンスするだけ。

恩ちゃんと伊折先輩のコミュニケーション

カボくんに取り残された恩ちゃんと伊折先輩がおしゃべりしている。
恩ちゃんと伊折先輩も独特のコミュニケーションがある。
ダンサーどうし、言葉じゃないところで通じ合うみたいな。

伊折先輩はコミュ障なところがある。
マイペースで周りに嫌われる。
別につっけんどんな性格でもないが
自分の世界がしっかりあって
外界からの評価を気にしない。

恩ちゃんはなぜか伊折先輩がわかるらしい。
そのうえ他の部員たちの気持ちも理解する。
みんなの立場をおりこんで
伊折先輩が好きに踊れるように環境を整えてくれる。
お姉さんというか、リーダー的存在である。

恩ちゃんとの出会いを思い出して
伊折先輩はあらためて思う。
「この人のためには負けらんねえな」
伊折先輩のつぎの対戦相手は宇千くん。

強敵だ。

54話へ 56話へ

5巻を試し読みする(U-NEXT)

-アフタヌーン, ストリートダンス
-

Copyright© ダンスマンガ好き , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.