ワンダンス#ネタバレ＃７巻#７３話＃最新話

チームバトルの反省会

試合が終わっている。
雰囲気が重い。
一凛高校はチームバトルに負けたらしい。

ダンス部メンバーが車座になってミーティングを開始する。
すごく部活っぽい展開だ。
負けた試合の振り返りはつらい。
誰かがはじめないといけないけど、
出場メンバーたちは発言をゆずりあう。

伊折先輩はすわったまま眠っている。
会議なんて苦手な上に、踊りたおして疲れている。
女子たちが伊折をおこして反省会が始まった。

カボくんはスベった

カボくんは心のなかで反省会を開始する。
吃音だからしゃべるのは苦手だが、頭の中は高速である。
先輩方の発言より先に、自分の踊りを振り返った。

１ムーブ目のラストでソロを取ったカボくんだったが
結論から言うと「スベった」。
「このチームは俺が背負う」と意欲的に出ていったもののうまく音がつかめなかった。
カボくんは反省する。
「申し訳ないことをした・・・」
「やらかした・・・！」

２年メンバーの反省

カボくん失敗から悪い流れで２ムーブ目にはいった。
２年生の先輩方がおどったが挽回できなかった。
それぞれ口に出して自分のダンスを反省する。
・内藤愛果：カマさなきゃと思って苦手のフロアムーブにはいってグダった。
・常葉らめ：変なテンションのスイッチが入って足首グネッていた。
・下田瞳：１００回くらい同じムーブ繰り返した気がする。

キツい。
アドリブで踊るとこういう事がある。
思い出すだけではずかしくて顔が赤くなる。

伊折先輩も盛大にスベった

メンバーの反省会をよそに伊折先輩はハンドウェーブをしている。
素である。
ダンス部のみんなをおちょくっているわけではない。
そういうとこやぞ。
みんなから誤解されて嫌われる原因は。

むしろ伊折先輩じしん落ち込んでいるかもしれん。
正気を保つためにあえてハンドウェーブの練習をしているのではないか。
無心に体をうごかしていれば、どん底まで落ち込まなくてすむ。

なにしろ伊折もぜんぜんだめだったのだ。
いいところ全くなし。
ピクリとも受けなかった。
個人戦では素晴らしいバトルをみせて優勝したくせに
うってかわってしょうもないダンスをみせた。
同一人物とは思えない。

ワンダさんがひっくり返した

同しようもない流れからひっくり返したのがワンダさんだった。
伊折がスベりまくってお葬式状態になったところ
ラストをワンダさんが引き継いだ。

音楽はJustin TimberlakeのLove Don't Love Me（YouTube）
はじめから空気が変わった。
観客も審査員たちも息を呑んでワンダさんに見入る。

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