スピリッツ ネタバレ バレエ漫画

【ダンス・ダンス・ダンスール ネタバレ】15巻130話

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大絶賛された海咲ペアの『眠り』

ステージで踊る響を見ながら
舞台袖で夏姫が踊る。
オーディションで負けて
アンダー、控え選手だ。

ライバルがライトを浴びて素晴らしい演技するのを
ただ見ていてどうすることもできない。
誰の目にもとまらない舞台袖で踊ることしかできない。

海咲たちの『眠り』は大好評だった。
海咲が見違えるように変身した。
もともとの動きの美しさに加えて
深い感情表現を見せるようになった。

カラボス役で共演した銀也が祝福する。
「本命の彼女に振られたかいあったな」
岩井先生からも高評価だ。
「・・・・・・海咲にあのコンテ踊ってほしかったな」

「はぁ!?」
納得いかん。
そもそもバレエに個人の感情を持ち込んじゃいかんのじゃないか?
潤平はずっと、そう注意されてきた。
バレエとして正しく美しく。
おのれの勝手な思い込みは排除して
理想に没することで見えてくる世界がある。

人の心を動かすには

岩井先生からの説明はこうだ。
もちろんクラシックは正しくクセなくあるべきだ。
潤平の今いる段階では正しさが必要。
そのうえで、演者の魂の燃える熱が伝わらなければ
人の心を動かすことはできない。

理解はできる。
海咲の王子、夏姫のオーロラ、響のオーロラ、
カザフスタン少年のコンテ、
るおうのバジル、
ニコラスの太陽みたいなバジル。
潤平が心動かされたダンスは、そういう熱があった。

ただ自分の感情をむき出しにするのとはちがう。
潤平は、わかりやすく今井先生に問いかける。
自分だってフラレて落ち込んでたのに
その感情丸だしで踊ればいいコンテになるか?

そんなダンスしょぼすぎる。
テーマ・・・15歳男子フラれる・・・
最悪のコンテだ。

ヒントになるか-今井先生の過去動画

要するに舞台に持ち込めるだけの主張を持っていない。
しかたない。
平和な日本ですこやかに育ったんだから。
潤平は「カラッポのハッピーボーイ」だ。
カザフスタンからのサバイバーなんかと比べるなよ。

岩井先生はレコードを鳴らして踊ってみせてくれる。
いま潤平が持っている魅力は、
「楽しい」で満たされたダンス。
そしていまの潤平なら「楽しい」の先にある
芸術の愉悦のさわりくらいには立てると思っている。

「振り付けは、そしてダンサーの表現は『勇気』だ」

語りながら動く岩井先生のダンスが美しい。
煙草を吸いながら見せる動きが、
潤平をわしづかみにする。

岩井先生はヒントをくれた。
クローゼットの奥に昔の動画がある、という。
むかし踊った記録だ。
岩井先生のパーソナルな思いのたけの塊。
もう二度と踊らないし踊れない。

なにそれ。
見たい。

岩井先生は動画の場所だけ教えてさっさと寝室に行く。
気恥ずかしい記憶なのか?

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15巻発売日は12月12日

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