アフタヌーン ストリートダンス

#ワンダンス#ネタバレ#2巻#7話(#28話)初コンテスト(前編)

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ダンスコンテストの雰囲気

カボくんはダンスコンテストに来た。
会場は女子だらけだ。
おもわず腕をくんで固まってしまう。
知り合いがいない。
いやホトが来るかもしれない。

数少ない男子をやっと見つけたが
カボくんのほうから話しかける気はしない。
遠くから練習を見ている。
男子たちはなんだかかっこいい技をやっている。

ウェーブ:身体に波を流す。
1990:片手で倒立しながら回転する。
そろそろああいう技もやりたい。
カボくんは思う。
周りがみんなすごくうまく見える。

ワンダさん入場

ワンダさんも来た。
存在感がある。
頭の後ろに後光がさしている。
仏像とかマリア様みたいだ。

でもやってることはふだんと変わらない。
先輩に呼ばれて犬みたいになついて可愛がられている。
カボくんたちの部活は雰囲気がゆるい。
練習自体はキツイけどなごやかだ。

他校のメンバーをみてカボくんは勝負を意識する。
「ホントに勝てるのか?」
ワンダさんは世界一になりたいと言っていたけど
それならまず今日、勝たなくてはいけない。

審査員アッセイさんの登場

カボくんも見られている。
会場の注目を集めているらしい。
カボくんは背が高くて目立っている。
参加者どうしで品定めがはじまっているのだ。

そんななかアッセイさんが入ってくる。
ダンス界の大御所で今日の審査員だ。
みんなアッセイさんにあいさつする。
礼儀正しさも審査項目に入っている。

アッセイさんも自然と品定めしている。
「歩き方や雰囲気、目つきを見れば
ある程度踊れるかどうかはわかる」
ダンスをみなくても伝わってくる。

ワンダさんはあいさつだけで
アッセイさんにアピールできた。
カボくんは・・・・
声が出ない。
どもりが発動してしまった。
必死でみつめるカボくんと目をあわせ
無音のままアッセイさんがとおりすぎる。

ワンダさんはゆるがない

「ちゃんと挨拶しなきゃダメじゃん」
先輩たちにつっこまれるカボくんを
ワンダさんがフォローしてくれた。
「声が詰まっちゃったんだと思います」
「良いダンスをすればきっと評価してくれるよ」

ワンダさんの気持ちはまっすぐダンスに向かっている。
やるべきことをやるだけだ。
ワンダさんとカボくんで振り付けの確認をする。
「だっせえ振り!!」
通りすがりの男子どもに聞こえよがしに言われるが
ワンダさんはゆるがない。

ひたすら動きの確認に没頭する。
いちいち動揺するカボくんとは大違いだ。
ふだんの部活と、カボくんとの夜練にくわえて
自主練もやって動画を大量にとっている。
「世界一」を目指す本気さがカボくんにも伝わってくる。

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