アフタヌーン ネタバレ ストリートダンス

#ワンダンス#ネタバレ#3巻(#38話)恩VS.花木2

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2曲めはアゲアゲノリノリ

次の曲が始まった。
Dax RidersのYou are the sunshine of my life
雰囲気がぜんぜん違う。
あかるくて元気。
正反対と言っていいくらいだ。

ダックスライダースとは

1994年に結成されたフランスのテクノバンド。
バンド名はスクーターのホンダ・ダックスからきている。
かわいいミニバイクだ。

You are the sunshine of my lifeも楽しい曲。
サービス精神満点だ。
盛り上げてくれる。

単純なように見えるが聴く人を飽きさせない工夫がこらされている。
こまかなオカズが入っているのだ。
音楽にそってダンスしようとするなら、この美味しい成分を使いたい。

伊折先輩の曲解説

伊折先輩が独り言のように音楽を解説してくれる。
ダンサーならではの音楽の聴き方だ。
この曲は「ムズい」
踊りやすそうだが「音ハメ部分が多い」

たくさん挿入されるオカズ部分にどこまで反応できるかがダンスバトルを左右する。
だが曲の速度BPMが早すぎて即興の「音ハメ」がついていけない。
伊折先輩いうところの
「曲を知らない初心者がリアクションできる速さじゃないんだよな」
曲はアゲアゲなのに、対応すべきポイントが細かすぎる。

恩ちゃんの先攻

恩ちゃんは曲を知っているのか?
細かな音に動きをはめてみせる。
「マッサージ機くらい震えてんじゃん」
部員たちが引くくらいの急激な動き。

「恩ちゃんはアニメーションでハメまくってる」
伊折先輩の解説が親切だ

カボくんのバスケットボール感覚

カボくんは恩ちゃんに見とれている。
勝ち負けとかはもう通り越している。
頭の中にあるのは音楽と恩ちゃんのダンスだ。
目がおおきく開く。

恩ちゃんがバスケットボールを投げているイメージ受け止めている。
たくさんのボールがカボくんに向かって飛んでくる。
ずっしり重くて、床に当たると跳ね返るボール。
中学ではバスケ部だったカボくんは、ボールのイメージをはっきり意識できる。

ごく自然にカボくんは踊り始める。
恩ちゃんが手招きしているのだ。
話しかけられて無意識に返事をしてしまうかのように。
カボくんは恩ちゃんの投げたバスケットボールを追いかける。

恩ちゃんがパスしてくれたのだ。
もとバスケ部員の本能がカボくんを走らせる。
ボールをひろいにいかなければならない。
そのイメージがダンスに変換される。

カボくんのダンス解放

カボくんの進化はギャラリーにもはっきり感じられる。
「『空間で踊る』感覚を掴んでる」
「最高にノッてる」
「ステップの頭と終わりをしりとりのように繋げる即興の感覚が身についてる」

カボくんの進化は結果に過ぎない。
いまのカボくんは音楽の中で恩ちゃんだけを見ている。
「今までで一番恩ちゃんと会話してる気がする」
「恩ちゃんが俺の中に入ってくるのがわかる」

カボくんははっきりと確信した。
「俺にはもうダンスしかない」
踊り終えて、カボくんと恩ちゃんは抱き合う。
うれしい。

ワンダさん泣く

翌日ワンダさんがカボくんに話しかけてきた。
きのうのバトルをみてワンダさんは泣いたのだ。
「今ほんとにカボくんのこと1人のダンサーとしてリスペクトしてる」
「私カボくんとだったらどこへでもいける気がする」

ワンダさんとカボくんがどんなだんすをするのか、これからめっちゃ楽しみだ。

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