アフタヌーン ネタバレ コンテンポラリー ストリートダンス

#ワンダンス#ネタバレ#3巻#40話#ジャンルの壁2

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カベちゃん登場

ひさしぶりにカベちゃん登場。
まえにカボくんの動画を観て「戦いたい」と言ったダンサーだ。
「こういう恵まれた人と戦いたい」
言葉とは逆にカベちゃんはかわいい。

今回カベちゃんは、オールジャンルのイベント「無尽バトル」に出る
相手は大学生。
ダンス歴6年、注目のダンサー。
ジャンルはPOPPIN'(ポッピン)

対するカベちゃんは、ダンス歴4年。
ジャンルはBREAKIN'(ブレーキン)
カベちゃんは見た目で損している。
ダンサーにはみえない。

「なんつうかナヨっとしてて」
「今風の可愛い系っつーの?」
「女かと思った」
「あれでいくら踊られてもシビれねーわ」

カベちゃんは何も言わない。
だまって踊りで見せつけるタイプだ。

「カド」対「カベ」ちゃん

音楽がはじまる。
曲はSharam JeyのFeel Nobody

キビキビした曲だ。
先行は注目の大学生カド。
「世界観ハンパねー」
見せつけた。

カベちゃんは挑戦的だ。
カドのすぐ前で距離をつめて踊る。
自信がある。
さらに一歩すすんだものを持っている。

ブレーキンらしい大技をカベちゃんはみせた。
逆さまになって回転するやつだ。
観衆はこんなことではおどろかない。
「はいはいパワーね・・・」
カベちゃんが力を見せるのはこの先。

「音なんてこっちが支配してやるよ」

音がなくなってもカベちゃんはまわり続ける。
ふつうなら音楽にあわせて踊る。
音がなくなったらとまる。
それなのにカベちゃんはまわりつづける。

まるで音楽の中にあったグルーブを取り出したようにみえる。
無音の中に誰も聴き取れなかったグルーブが続いていたかのような・・・
「終わってみれば『それしかない』と思えるムーブ」
カベちゃんは圧倒的なものをみせた。

音楽のなかに入ってくだけでは足りない。
「音なんてこっちが支配してやるよ」
すでにできあがった音楽に侵入して、
新しい可能性をみせることができる。

カベちゃんはそういうダンサーだ。
とうぜんのように「無尽バトル」で優勝する。

伊折先輩復帰の理由はカベちゃん

カベちゃんの動画をカボくんにみせて伊折先輩はかたる。
「コイツは普通のパワームーバーが到達できないところまで努力で辿り着いてる」
「ダンスをよくわかってる」

伊折先輩はカベちゃんに負けたことがある。
ライバルなのだ。
「立ちジャンルやってる奴なんて全員ブレイクから逃げた奴」
「あんな奴を評価するジャッジは終わってる」
カベちゃんはブレーキン以外みとめない。

高校対抗バトルで伊折先輩はカベちゃんと戦いたい。
そのためにダンス部にかえってきたらしい。
とくにカボくんに期待している。
「お前のダンスは見てるとインスピレーションが湧いてくる」
「お前のおかげで俺もうまくなってる」

いいダンス見せようぜ、カボ。
伊折先輩はひたむきだ。

ワンダさん進化

「上手くなりたい」
井折先輩をみてカボくんも思う。
いつものようにワンダさんと練習。

カボくんのまえでワンダさんは今までにないものを見せた。

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