スピリッツ ネタバレ バレエ

#ダンス・ダンス・ダンスール#ネタバレ#18巻#159話

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綾子先生の顔がこわい

潤平と中村先生が言ってしまったあと
寿(ことぶき)は空港でメールを送信する。
この事件を綾子先生に報告しなければならない。
なるべく早く、ありのままに。
でないと潤平の逃亡に加担したと思われる。

ぜったいにただでは済まない。
潤平は生川バレエ団からたっぷりと援助を受けている。
多額の奨学金とバレエを学習する環境。
就職先はとうぜん生川。
ダンサーとしての将来も保証がある。
日本国内では最高の条件だろう。

潤平を手元に置いておくため
綾子先生が手をつくして準備したのだ。
お金と人間関係。
生川バレエ団だけがもつ財産を全投入している。
綾子先生の「アメとムチ」の「アメ」部分である。

ところが潤平は「アメ」をほうりだして
ブランコのところへ逃亡してしまった。
寿からのメールに綾子先生はがく然とする。
顔がやばい。
怖すぎる。
魔女とか恐怖の女王的なオーラが出ている。
真っ暗な執務室で、綾子先生は物思いに沈む。

潤平母は留学を支援

そのころ潤平たちは母に連絡している。
ニューヨーク留学を承諾してもらうためだ。
潤平母はあっさりO.K.
生川からの奨学金も返金できるから心配すんなと
支援を表明してくれた。

「やりたいことができるうちに
うごいたほうがいいよ」
「人って死ぬからねー」
潤平母はおだやかな口調だが覚悟している。

亡くなった父のことが頭にある。
人間なんていつ死ぬかわからない。
後悔のないように潤平にはやりたいことをやらせてやりたい。

とはいえ海外留学などしたら
かかる金額が半端ないだろう。
一般家庭でだせるものではない。
潤平母も強烈な感情を秘めているのではないか?
綾子先生のお金を叩きつけるようなやり方に
不快感を感じていたのかも知れない。

兵ちゃんとニューヨークで再会できるか?

そしてあの兵ちゃんがニューヨークにいるという。
いじめのゴタゴタで中学校を転校して
海外の学校にかわったのだ。

さすが医者の家。
やり方が金かかってる。
潤平が留学すれば、兵ちゃんとからむ可能性大。
性悪なキモロン毛の再登場に期待が高まる。

綾子先生から呪いの電話

ほっとしたのもつかの間、電話が鳴る。
綾子先生からだ。
潤平が青ざめる。
やばい。
まじでやばい。

中村先生がとりあえずの釈明をする。
潤平はひとまず3ヶ月だけの短期留学だ。
ビザの有効期限が切れる前に帰国する(つもり)。

綾子先生は静かに聴きおわると
潤平に呪いの言葉をはく。
「潤平くん・・・」
「あなたは二度と生川で・・・日本で踊らせません」

本気である。
「あなたは、私だけでなく、岩井先生を、銀矢監督を
そこにいる中村先生を含め、あなたに期待を持って育ててくれた先生方や
一緒に踊ってきた仲間たちを、裏切ったのですから」

自分を信じて選択していく

綾子先生ののろいはきつい。
「・・・やっぱ、日本に帰ります・・・」
潤平は落ち込む。
失うものが大きい。
中村先生の言うように、ほとぼりが冷めればまた日本で踊れるかもしれない。
しかし人間関係を失う。
潤平は黒島のことを思い出している。
大人になってからだと、人間関係はやり直しがきかない。

中村先生は潤平を強制的にレッスンへ送り込む。
レッスンに入れてしまえば潤平はバレエに集中する。
中村先生の脳裏に今までのあれやこれやが思い浮かぶ。
何度もくりかえし潤平をレッスンしてきた。
潤平の動きのはしばしに、中村先生の指導が生きている。

中村先生は本当にいい先生だ。
レッスンを終えてオルガ先生がクラスに潤平を紹介する。
中村先生はもう姿を消している。
日本にかえって、綾子先生に激詰めされるのだ、

158話 160話

ダンス・ダンス・ダンスール18巻の発売日

10月12日発売予定です。

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